ウポポイ 民族共生象徴空間について
本日は北海道にあるウポポイという施設についてご紹介します。アイヌ文化の復興と発展のために建てられました。
私は、元々民族について、もとより、いろんな伝統や文化について知ることが好きで、ここが北海道旅行の1番の目的と言っても過言ではないくらい楽しみにしていた施設です。アイヌ文化も例外ではなく、ゴールデンカムイのアシリパちゃんが好きということもあり、漫画の知識だけは充実。
出典:ゴールデンカムイ
美人なのに、お茶目なアシリパさん可愛すぎ。
というわけで、漫画を教科書にウポポイに突入!
レッツゴー!
ウポポイ 民族共生象徴空間
場所:北海道白老郡白老町若草町2丁目3
開演時間:季節によって開演時間が異なります。詳しくはHPをご参照ください。
令和3年11月1日~令和4年3月31日 | 9:00〜17:00 |
令和4年4月1日~令和4年4月28日 | 9:00~18:00 |
令和4年4月29日~令和4年7月15日 令和4年8月30日~令和4年10月31日 | 平日 9:00~18:00 土日祝 9:00~20:00 |
令和4年7月16日~令和4年8月28日 | 9:00〜20:00 |
令和4年11月1日~令和5年3月31日 | 9:00〜17:00 |
入り口
ウポポイは広大な空間にある施設です。平日でしたがたくさんの人で賑わっていて、日向ぼっこできるベンチでくつろぐ方もいらっしゃいましたよ。
ちなみにウポポイとはアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味するそうです。
先住民族アイヌを主題とした日本初の国立博物館で、2020年7月12日に開設された、まだまだ新しい施設です。
まずはマスコットキャラクター「トゥレッポん」がお出迎え。
おお、、、パソコンで打ちにくい不思議なお名前。(トゥはTWUで打てました)
どんな意味?と思って調べたら
☆turep (トゥレプ)⇨アイヌ語で「オオウバユリ」
☆po (ポ)⇨アイヌ語で「⼩さいもの」というニュアンスを付け加える語
☆ん⇨キャラクターのイメージを踏まえ、結びに「ん」を付け加えることで呼びやすく可愛らしい⾳の響きに
なんだそうです。
トゥレッポんは、年頃の女の子で性格はのんびり屋さん
トゥレッポんと記念写真を撮った後は、アイヌの世界に迷い込んだかのような「いざないの回廊」を通って入場口に行きます。
歓迎の広場、エントランス棟
いざないの回廊を抜けると「歓迎の広場」に出ます。お土産屋さんやレストランが並んでいる広場です。一旦施設内に入場すると中にはレストランはありません。一旦外に出てこちらでお食事をする形になります。
この先のエントランス棟でチケットを購入して入場します。大人は1200円、高校生600円で購入できます。20名以上の団体だと割引もありました。
アイヌ博物館
博物館は整理券をもらって入場します。入場時間が決まっているので、事前に整理券をもらっておいて時間になったら入ります。
※博物館の入館料はウポポイ入場料に含まれますが、特別展示の観覧は別途チケットの購入が必要です。
博物館内は、写真を撮っても良いとのことです。なんだか見たことがあるものばかり!!感動!
ああ、リアルカムイワールド!
教科書やテレビ、漫画で見たアイヌ文化がリアルに眼前に広がります。
出典:ゴールデンカムイ
写真の熊はイオマンテの衣装を着ていますね。
この写真の展示室は博物館の2階にあります。1階には96席のシアターもあり、アイヌ文化について上映しています。20分弱のプログラムが2本準備されています。
他にもライブラリがあり、書籍を通して文化について学べますよ。有料で音声ガイドもあるので、もっと詳しく説明が聞きたいときは利用してみては如何でしょうか?
伝統的コタン「チセ」
ウポポイは本当に広くて、湖もあります。大きい湖はアイヌ語で「ポトロ」と言います。このように、いろんな場所でアイヌお呼び方や説明が書かれているので、散歩するだけで勉強になるし、文化に触れることができます。
向かうは伝統的コタンです。
コタンとは集落という意味で、アイヌのチセが展示してあります。チセとは「家」という意味です。
アイヌの伝統的な生活の空間を再現しています。囲炉裏があったり干物があったり、当時の日常を感じられます。スタッフの方が衣装を着て、囲炉裏の炭をつついたりと生活を演じてくださってました。
チセについての詳しい説明もありました。下座や上座もあったようです。
庭にはトイという畑がありました。アイヌは狩猟採取民族と呼ばれていて、一般的には農作業をするイメージはあまりありません。産業としては成り立っていませんが、実は儀礼やお供物、飲食のために畑も作っていたんですね。
生活に欠かせない水は湧水を利用していたようです。このメムは北海道の各地で地名にもなっています。それだけ大切な資源なのです。
工房
工房ではアイヌの民族工芸製作の実演が行われています。実際に展示物に触れたり、木彫りや刺繍の体験もできますよ。
体験交流ホール
体験交流ホール内は動画や写真は禁止になっていました。
ここではアイヌ古代舞踊やムックリ演奏など、伝統芸能が上演されています。平日でしたが、人気のスポットで満員御礼でした!少し余裕を持って入館することをお勧めします!
歌や踊りなど、映像を使って五感を刺激する上演を見ることができます。
また、体験交流ホールでは短編映画も上映しています。スクリーンだけでなく床にも映像が映し出され、ダイナミックな演出を楽しむことができます。
ウポポイに来たなら絶対に寄ってほしい場所です♪
体験学習館
ムックリなどの楽器の演奏体験やアイヌの伝統料理の調理が体験できます。この日は修学旅行生が楽しんでいました。学校教育の一環でもアイヌの文化を体験できるようです。
伝統料理ではチタタプを作ってましたよ!
出典:ゴールデンカムイ
レストラン
一旦エントランスに出てからレストランがあります。当日に限り再入場が可能なので、再入場券を入口でもらってからレストランに向かいます。
レストランは焚火ダイニング・カフェ「ハルランナ」、ヒンナヒンナキッチン「炎」、カフェ「リムセ」の三カ所があります。
今回は焚火ダイニング・カフェ「ハルランナ」にいきました!
薪があって、家具も木の温もりが感じられる小洒落たかわいいレストランでした!
早速ビールを注文。泡がたっぷり!ペールエールです。
パンはサクフワ。メインメニューは何と言ってもお肉!!
いろんな種類のお肉が少量ずつ並べられていて、炭火の匂いがする美味しい現代版の民族料理という感じでした。
木の葉がおしゃれ!!
まとめ
どの施設も当時の民族文化が肌で感じられる素敵な空間でした!
アイヌ文化について何も知らなくても、私のように漫画でなら知っているという人も、アイヌの伝統大好き!という方も、どんな方でも楽しめる施設です。文章で読むのも良いですが、実際に目で見て体験した方がより記憶に残ります!
北海道に行ったらウポポイにもぜひ立ち寄ってみてくださいね♪